DOSY (Diffusion Ordered SpectroscopY) 実験では、混合物の各成分を分離して検出することが可能です。この技術ではパルス磁場勾配(pulsed magnetic field gradient)を利用することで、混合物の各成分の拡散定数の違いによってスペクトルを分離しています。下図は小分子の混合物を分離したスペクトルです。各成分のプロトンスペクトルは横方向に、拡散定数は縦方向に表示されています。
Original title: NMR Chromatography
9:09 AM, TUESDAY, AUGUST 28, 2007.
References:
Glenn Facey, University of Ottawa NMR Facility Blog: NMR Chromatography, http://u-of-o-nmr-facility.blogspot.com/2007/08/nmr-chromatography.html (accessed 2023-06-08).
この記事はGlenn Facey氏の許諾のもとUniversity of Ottawa NMR Facility Blogの記事を和訳しているものです。